箔押しの詳細

箔押しの仕上がりは、他の印刷と一味違います。光沢があり、凹凸のある印刷も可能です。 メタリック感を表現でき、金/銀の光沢も存在感のある豪華さです。また、箔押しはワンポイントのイラストなどに最適です。

「箔押し」の仕組み

箔押し(ホットスタンピング)は、熱転写箔を凸版で印刷します。 箔の裏面の接着剤を、版からの熱で活性化し素材に箔を転写します。

箔の構造
熱転写箔は上から、ベースフィルム、離型層、着色層、蒸着層、接着層の五層から成ります。
箔の色
着色層に、染料あるいは顔料などを調合し、様々な色を作ります。
箔押しとホットスタンピング
現在、箔押しとホットスタンピングは、ほぼ同義語となっています。

日本の箔押しは、19世紀初頭から戦前まで、金属自体を薄くのばした金属箔と顔料を薄くのばした泥箔を使って、洋書の装幀、帽子、桐箱、皮革製品など、一般印刷ではできない立体製品に対して行われてきました。

箔押しがホットスタンピングとも呼ばれるようになったのは、巻き取り可能なポリエステルのフイルムに、箔本体を密着させた真空蒸着箔が出来てからです。箔をはがす作業が無くなり、自動箔押し機を使い、効率化が進みました。

日本でも、西洋でも、金箔で文字などを装飾する技法が伝統的に用いられていました。これら手工芸的な加飾も、第二次世界大戦後の大量生産時代に機械化が進みました。 現在では、欧米でもHot Stampingと呼ばれ、日本でもホットスタンピングと呼ばれています。

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